すのこベッドにマットレスを置いたとき、数センチだけはみ出してしまう。
こうした状態は一見すると問題が小さく見えるかもしれませんが、実際には寝心地の不安定さや、フレームの破損、最悪の場合は腰痛につながることがあります。
特に、すのこベッドは構造上“内寸が狭い”傾向があるため、マットレスとの相性によっては数センチ以上のズレが起きやすくなります。
この記事では、マットレスがすのこベッドからはみ出す原因をわかりやすく解説し、はみ出しを防ぐための正しいサイズ選びの方法をまとめています。
内寸の測り方から対処法、買い替え判断の基準まで網羅的に理解できるため、最後まで読むことで、今日から快適な寝環境を整えられるようになります。
マットレスがはみ出す3つの主な原因
ここではマットレスがはみ出してしまう3つの原因について解説します。
ベッドフレームの“内寸”と“外寸”の誤解
マットレスがはみ出す原因の中でも特に多いのが、すのこベッドの“内寸”を確認していないケースです。
商品ページには「外寸」が大きく表示されることが多いですが、マットレスが収まるのは「内寸」です。
外寸よりも5〜8cmほど内寸が狭いこともあり、特にすのこタイプは縁(フチ)部分が幅を取るため、内寸が小さくなる傾向があります。
例として、外寸がシングルサイズ:幅100cmのすのこベッドであっても、内寸は93〜97cm程度しかないケースは珍しくありません。
その結果、マットレスの幅が100cmあると、3〜7cmはみ出すことになります。
マットレスの実寸がメーカーで違う問題
同じ「シングルサイズ」と表示されていても、メーカーによって実寸が異なることがあります。
一般的なシングルは幅97〜100cmですが、実測すると100〜103cmあるマットレスも存在します。
これはマットレスの構造(コイル数・詰め物量)によって変わるため、規格が完全には統一されていないのが実情です。
特にポケットコイルマットレスは、側面のキルティングが厚いものが多く、実寸が大きくなる傾向があります。
「表記サイズ=実寸」ではないため、購入前に実寸を確認しなかったことで、はみ出しが発生するケースは少なくありません。
マットレスの厚み・反り返りによるはみ出し
マットレスは厚くなるほど、角が丸みを帯びたり反りやすくなったりします。
そのため、厚さ10〜20cm以上のマットレスは、フレームの縁に干渉しやすく、はみ出しにつながります。
とくにウレタン系のマットレスは新品時に反り返ることがあり、一部だけ浮いて見えることもあります。
また、使用していく中でヘタリが生じた場合も、マットレスが均一に落ちず、片側だけはみ出すことがあります。
この場合は対処が必要です。
今すぐ確認できる「はみ出しチェックリスト」
以下の3つの数値を測ることで、原因を簡単に特定できます。
① すのこベッドの内寸を測る
- 縁の内側から反対側の内側までの幅
- 内寸は外寸より前述のように5〜8cm狭いことが多い
② マットレスの実寸を測る
- 表記サイズではなく、実際にメジャーを使う
- 側面の厚みや縫製部分の盛り上がりも含めて計測する
③ 内寸とマットレス実寸を比較する
- マットレス幅が内寸より1〜2cm大きい → 許容範囲
- マットレス幅が内寸より3〜5cm大きい → 軽度のはみ出し
- 6cm以上大きい → 危険(沈み・破損の可能性)
この3点を計測することで、どこに原因があるかが明確になり、次のステップへ進めます。
“失敗しない”すのこベッドの選び方(マットレスがはみ出さない基準)
サイズ選びの基準:内寸はマットレスより2cm以上広く
もっとも重要なのは、フレームの内寸がマットレスよりも少なくとも2cm以上広いことです。
これにより、多少マットレスの角が丸くなっても、フレームに干渉せず安定して設置できます。
例:マットレス幅:100cm → すのこ内寸は102cm以上が理想
すのこ構造の種類と相性
すのこベッドには大きく2種類あります。
■ フレーム型すのこベッド
- 内寸が広め
- フレームがしっかりしていて安定感がある
■ ロール式すのこ
- マットレスが滑りやすい
- フレームがないため、マットレスがズレやすい
マットレスがはみ出しやすいのは後者のロール式で、フレームのないために固定されず、結果的に端から落ちやすい構造です。
フレーム選びの落とし穴「縁(フチ)の厚み」
縁の厚みが3〜5cmある構造だと、外寸は大きくても内寸が大きく減ることがあります。
これは商品ページのみでは判断しにくいため、内寸表示がない場合は購入を避けるのが賢明です。
すでにはみ出している場合の対処法(いますぐできる)
ここではマットレスがすでにはみ出している場合の今すぐできる対処法を解説します。
フレームの再調整
- 組み立て式の場合、ボルトの緩みで内寸が変化することがあります。
- 一度締め直すと改善することがあります。
マットレス固定バンドの活用
マットレスのズレを抑えるアイテムを使用すると、はみ出しの進行を抑えられます。
薄型マットとの併用
厚みのあるマットレスに薄型マットを合わせ、段差や反り返りを調整できます。
ケース別買い替え基準(1〜6cm)
- 1〜2cm:問題なし
使用上問題が出る可能性は低いです。 - 3〜5cm:注意が必要
寝心地や耐久性に影響が出る可能性があります。 - 6cm以上:危険
フレームの破損やマットレスの変形が起きやすく、買い替え推奨です。
すのこベッドの買い替えを検討すべきケース
以下に該当する場合は、すのこベッド自体の構造に問題がある可能性があります。
- 内寸が狭すぎる
- すのこが歪んで軋みが発生している
- 長期間使用して湿気・カビによる劣化が見られる
- フレームの強度が不足している
長期的な視点では、無理に使い続けるより新しいフレームに買い替える方が経済的になることが多いです。
まとめ
マットレスがすのこベッドからはみ出す原因は、
内寸の誤解・マットレスの実寸差・厚みによる反りが主な理由です。
今日できる対策として、
- 内寸を測る
- マットレスの実寸を測る
- 両者を比較する
これらを行うだけで、問題の原因と解決策が見えるようになります。
正しい内寸のベッドを選び、構造のポイントを押さえることで、寝心地は大きく改善し、長く快適に使えるようになります。

コメント